市場の中には、どこか気だるい空気が漂っていた。冷房があるわけでもなく、暑さと湿気が身体にまとわりついてくる。ただ、訪れた時間帯が比較的落ち着いていたのは救いだった。お店は営業しているものの、買い物客はまばらで、僕は市場の中を自分のペースで歩き回ることができた。
写真に写っているのは、そんな市場で出会った口ひげを蓄えた男だ。男が売っていたのは、ひとつ前の写真の男と同じくトマトだった。山積みのトマトが真っ赤に輝いている光景が印象的だった。
ムンバイでいくつか市場を巡った感想として、南国らしい豊富な果物や野菜がもっと溢れていると思っていたけれど、意外にも売られている種類は限られているように感じた。特に野菜のバリエーションは、日本の市場と比べると少ない印象だ。
2025年1月 インド 人びと | |
市場 ムンバイ 口髭 トマト |
No
12776
撮影年月
2024年5月
投稿日
2025年01月26日
撮影場所
ムンバイ / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF