この日もヤンゴンから南へ向かった。目的地はタニンという町だ。一昨日に訪れたチャウタンもヤンゴンの南にあった町だけれど、タニンはその道中にある。前にミャンマーを旅したときにも訪れているので8年振りの訪問だ。
8年の間に時代は変わり、今ではスマホで自分の位置を確認しながら移動できる。タクシーは快調に進み、僕はタクシーの後部座席で時折位置を確認しながらのんびりしていた。すると、道は任せておけと話していた男が運転するタクシーはあれよあれよと目的地のタニンを通り過ぎていく。男にそれを話すと、照れ笑いしながらタクシーをUターンさせた。
一度通り過ぎたものの、無事にタニンにあるミョーマ市場に辿り着いた。建物自体は8年前と変わっていないように見える。中に足を踏み入れると小さなお店がびっしりと並んでいるのも8年前と同じだった。
中央にある通路を進んでいると、男と女が通路の真ん中に立っていた。男が女に大きな袋を渡しているところだった。しかし女性はすでに大きな箱を抱えている。どうやら女はふたつの荷を抱えて歩くことになるようだ。袋を渡した男は手ぶらになって、なんだか役割が逆なような気がした。
2019年5月 ミャンマー 人びと | |
重荷 帽子 男性 市場 通路 タニン 女性 |
No
11000
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年05月06日
更新日
2023年12月21日
撮影場所
タニン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA