路地に立ち並んでいる家々は開放的で、ほとんど家の扉が無防備に開けられている。前を通りかかると家の中が見えて楽しい。それにしても、もし泥棒がここにやって来たら盗みたい放題のような気がする。でも、皆が皆防犯意識を持っていないということは、空き巣の類いの犯罪はこの辺りではほとんど無いのだろう。
歩いていると、ひときわ開放的な家の前へとやって来た。玄関は大きく開けれれていて、その先にある居間が外から丸見えだった。そして、家族人々がのんびりと寛いでいる。写真を撮らせてもらおうと声を掛けると、特に僕の顔を見る訳でもなくいいよと返事が帰ってくる。みなスマホを手にしていて、スマホの画面を見るのに忙しいのだった。居間で寛いでいる人の中で持っていないのには、老婆と幼い男の子だけだった。
ぱっと見ると、家族で集まっていて団欒しているような感じだけれど、その実、皆が皆それぞれの時間を過ごしている。会話が交わされている訳でもない。カメラを向けると、幼い男の子だけが笑顔で手を挙げて応じてくれた。
2018年8月 人びと タイ | |
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No
10678
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年08月05日
更新日
2024年02月06日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA