お店が並んでいる一角を歩いていると、その中にお寿司屋があった。壁には蔦がはっていて、引き戸の扉にはメニューの紙が貼ってある。開いている引き戸からは中の様子が見えて、ワイシャツの男が腰掛けていた。寿司に舌鼓を売っているに違いない。なんとも羨ましい。
僕も暖簾をくぐって中に入れば、寿司を食べることは出来るのだけれど、ここは我慢のしどころだった。僕は後ろ髪を引かれる思いで再び散策を始めた。お腹が減っているとはいえ、晩御飯を食べるのにはまだ早すぎたのだった。
2015年9月 町角 東京 | |
浅草 レストラン |
No
9477
撮影年月
2015年8月
投稿日
2015年09月10日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
浅草 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SIGMA DP2 MERRILL