店先に出した椅子に腰掛けていた男の子が笑った
大通りの両脇に店舗が並んでいたものの、卸売をしているお店ばかりで小売のお店はほとんどない。そのためか、ここを歩いている人は少ない。食材などの日用品を買い求める人たちはここに来ないのだ。買い物客で賑わっているわけでもなく、歩行者のあまりいない道は穏やかだった。
写真の男の子はそんな穏やかな道にあるお店の前に腰を下ろしていた。店内には建築資材と思しきものが見える。周囲を見回しても、このお店の人は男の子以外には誰も見当たらないから、この男の子はひとりで店番をしているようだ。穏やかな道にあるお店には、やはりのどかな雰囲気が漂っていて男の子は暇そうだった。団扇を片手にぼんやり往来を眺めていた。時間はゆっくりと過ぎていく。
でも、そんなぼんやりとした時間は、僕のカメラに気が付いたことによって終わってしまった。男の子は急にシャキッとして恥ずかしそうに笑いだしている。見知らぬ外国人に脱力した姿を見られたのが恥ずかしかったようだ。
| 2019年8月 ミャンマー 人びと | |
| バゴー 男の子 扇風機・扇子 笑顔 店頭 |
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PHOTO DATA
No
11161
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年08月24日
更新日
2023年11月08日
撮影場所
バゴー / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA
