多くの人が歩いている大通りを離れ、脇道へ入った。路地は住宅が密集した中に伸びている。ヤンゴン中心部の地図を見ると、この辺りの住宅街にぽつんと僧院があったので、そこを訪れてみようと思ったのだ。
地図では簡単に辿り着けそうなのに、実際には路地が迷路のように入り組んでいて、なかなかお目当ての僧院に行き当たらない。週末の住宅街は僕から僧院を隠すかのように静けさに包まれていた。歩いていると、そのうちにとある家の前へやって来た。玄関に扉のようなものはなく、外から中が丸見えだ。
薄暗い室内にちゃぶ台のようなテーブルが置かれていて、テーブルを囲んでいる人がいた。どうやら遅めの朝食を採っているようだ。その一方で、玄関先に犬が寝転がっていた。残念ながら、犬は朝食の輪に加えてもらえないのだろう。仲間外れにされて不貞腐れているのかどうかは知らないけれど、犬はお腹をこちらに向けながら、だらしなく寝ていた。
2019年8月 動物 ミャンマー | |
犬 入り口 睡眠 ヤンゴン |
No
11165
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年08月27日
更新日
2023年11月08日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
動物写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA