そのレストランは結構混んでいた。評判の店なのかもしれない。店先に目をやると、そこには沢山の瓶や盥が置かれていた。その中にひとりの男の子がしゃがんでいた。男の子はそこで働いているのだった。
盥の中に山盛りになっている茹で卵を、男の子は一心不乱に剥いている。僕が近づいていくと、男の子は僕に気がついた。カメラを見た男の子は恥ずかしがっていたけれど、殻を剥く手を止めることはない。あまりにも剥かなければならない卵の数が多いので、見知らぬ外国人と戯れているような暇はないようだった。
2012年3月 インド 人びと | |
盥 ベルハンポル 男の子 卵 瓶 剥く レストラン 殻 |
No
6278
撮影年月
2011年7月
投稿日
2012年03月23日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ベルハンポル / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
OLYMPUS PEN E-P2
レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42MM