バングラデシュのダッカで撮影。
道には運送中の労働者が大勢歩いていた。建設資材を運んでいる人もいれば、食材を運んでいる人もいる。この辺では今でも人力で物を運搬するのが珍しいことではない。
写真の男は卵を頭の上に載せて運んでいた。近所の何処かに配達する途中なのだろう。レンズを向けても、男は足を止めることなく、あっという間に人混みの中に消えていった。
ちなみに、日本では当たり前な生卵を食す習慣がある国は少ない。ほとんどの国では生卵を食べるのを気持ち悪いと感じるらしい。それに加え、実は卵の生食は食中毒の可能性が高い。日本のようにサルモネラ菌の増殖を抑えている国はそうそうというのが実情のようだ。