地元の人たちがダラダラと過ごしているジャカルタの路地を歩いていた。いるのは子どもと女性ばかりだと思いながら歩いていた。大人の男たちはどこかで汗水流して働いているのだろうと思いきや、中にはしっかりと路地でダラダラしている大人の男の姿もあった。写真のふたりの男がそうだ。
ふたりは子どもたちの叫び声や笑い声が響き渡る路地の一角で立ち話に興じていた。年配の男は肩章の付いた制服のようなものを着ていた。どこかで警備の仕事でもしていて、その制服なのだろう。その一方で、若い男は上下ジャージ姿で、どこかに働きに出ているような格好ではなかった。
年配の男は笑いながら、年下の男に何かを話しかけていた。「お前もそろそろちゃんとした仕事に就けよ」なんて言っているのかもしれない。話しかけられた男はちょっと困惑気味の顔をしている。確かにそのようなことを近所のおじさんに言われても、放って置いてほしいと思うだけだ。でも、ジャカルタの密集した住宅街にはそのような濃厚な近所付き合いがまだ存在しているのかもしれない。
2020年6月 インドネシア 人びと | |
路地 携帯電話 二人組 肩章 ジャカルタ 立ち話 青年 |
No
11582
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年06月27日
更新日
2023年09月04日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF