ジャカルタ・コタ駅から伸びる線路の脇を歩きながら、線路を横断できる道を探していたものの、なかなか横断できる場所が分からない。そんな時には地図に頼るよりも地元の人たちの動向を観察した方が早いことが多い。この時もそうだった。地元民の流れについていくとあっさりと横断できる場所へと辿り着いたのだった。
しかしながら、その場所はきちんとした横断場所ではなかった。線路の反対側へ抜ける連絡トンネルがあるわけでもなく、跨線橋が架かっているわけでもなく、踏切が設けられているわけでもない。線路脇のフェンスが壊れていて、そこから地元の人たちが気ままに線路を横断している場所だったのだ。
列車が頻繁に通る場所なら、踏切もない場所で人が線路を横断するのは渡る人も怖いし、列車の運転士も気が気でないと思う。そう考えると、この場所は駅からそれほど離れていないけれど、あまり列車が通らない場所なのだろう。子どもも大人も皆気兼ねなく線路を横断していた。
写真の男の子にいたっては横断するだけでなく、線路のすぐ横を物思いに耽りながら歩いているようだ。線路脇で考えごとをするのもいいけれど、列車には注意が必要だ。
2021年3月 インドネシア 人びと | |
男の子 ジャカルタ 線路 スーパーマン |
No
11843
撮影年月
2020年1月
投稿日
2021年03月12日
更新日
2023年08月27日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF