ジャカルタ・コタ地区を走る線路の敷地の中に家が建ち並んでいた。人が住んでいるちゃんとした家だ。トタン屋根の上に屋根が飛ばないように古タイヤや石が幾つも置かれているのが見える。お世辞にも豪邸とは呼べないものだ。他の東南アジアの国と同じようにここジャカルタでも、線路脇の土地は一種の無法地帯になっているようだ。この場所はジャカルタ・コタ駅からそれほど離れていない。そのような好立地(?)を抜け目ない人たちが放っておくわけがないのだ。
びっしりと家が建ち並んでいる様は他の住宅街と何ら変わらない。軒先に洗濯物が干されていて、軒下でのんびりしている人もいる。そして、遊んでいる幼い子どもの姿もある。写真の中でも、玄関先に腰を下ろした女の子の前に自転車にまたがった女の子が停まって、何やら世間話でもしているようだった。
どれを取っても、どこででも見られるありふれた光景だ。もし並んだ家々の手前に伸びる線路が見えなかったら、ここが線路用地の中だと分からないに違いない。
2021年3月 町角 インドネシア | |
自転車 女の子 ジャカルタ 線路 タイヤ トタン屋根 |
No
11845
撮影年月
2020年1月
投稿日
2021年03月14日
更新日
2023年08月27日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF