待っていた特急列車がようやくガンビール駅に入ってきたので、僕はいそいそと列車に乗り込んだ。指定席のチケットを持っているので急ぐ必要はないのだけれど、慣れない旅先ではどうしても気が急いてしまう。
乗り込んだ車両は両脇に2列の座席が並んでいて、ところどころにはディスプレイが屋根から下がっている。期待通りの近代的な車両だ。座席にも青いシートカバーがかけられていて清潔そうだ。
チケットに印字された座席番号を見ながら進んでいく。座席のほとんどは空いていて、車内はガラガラだ。見たところ僕のような外国人旅行者はおらず、仕事で移動する人ばかりで行楽に向かうという浮かれ気分なのは自分だけのような気がしてしまう。平日だったからだろうか。ジャカルタにあるファタヒラ広場も平日と週末で人手が全く異なっていたから、このガラガラの車両も週末には満席になるのかもしれない。
座席に就いて、発車時間が来るのをじっと待つばかりになった。しばらくすると列車が静かに動き出して、僕の小旅行が始まった。
2020年12月 インドネシア 乗り物 | |
ジャカルタ 乗客 座席 列車 |
No
11768
撮影年月
2020年1月
投稿日
2020年12月23日
更新日
2023年08月29日
撮影場所
ジャカルタ / インドネシア
ジャンル
鉄道写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF