歩いていると、脇道を見つけた。誰も歩いていない、静けさに包まれた脇道だった。道の先に小さな人影が見えるだけだ。
そんな路地を見ていると、なんだか獣道をみているような気がしてきた。ここでいう「獣」とは人間のことだ。この道は、この道沿いに住んでいる人だけでなく、近道をしたい人も通るのだろうけれど、表通りになるには狭すぎる。地元の人ではない者を、寄せ付けない雰囲気があるのだった。そういう雰囲気を感じると、よそ者である僕はますますこの道を通りたくなってくるのだった。
2005年5月 町角 東京 | |
路地 北千住 |
No
87
撮影年月
2005年5月
投稿日
2005年05月18日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
北千住 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V