勇気を振り絞って、誰もいない路地へと足を踏み入れた。よそ者が路地に入ると、地元の人に怪訝な顔をされてしまうかもしれないから、路地に入るのにはいつだって勇気がいる。
歩いていると、猫の姿があった。日陰でぽつんとすわっている。最初、猫は見知らぬ僕を歓迎してくれているのかと思ったけれど、そうではない。僕には無関心だった。きままな猫に興味を持ってもらおうというのがそもそも間違いなのだろう。猫は僕に背を向けたまま、一瞥をくれることもなかった。
2005年5月 動物 東京 | |
猫 北千住 日陰 |
No
88
撮影年月
2005年5月
投稿日
2005年05月19日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
北千住 / 東京
ジャンル
動物写真
カメラ
CANON EOS 1V