プラットホームに立っていると、ひっきりなしに山手線がやって来る。山手線の列車ダイヤは過密だ。到着した列車は扉を開けると、降りる乗客を吐き出すとほぼ同時に乗る乗客を飲み込むと、扉を閉じて再び走り出す。
列車が走り去ると、ほんの一瞬だけプラットホームには人がいなくなるけれど、すぐさま新たな乗客がやって来るのだった。そんな様子を眺めていると、山手線は体に巡らされた血管で、乗客は酸素を運搬するヘモグロビンのような気がしてきた。
2015年7月 人びと 東京 | |
乗客 新宿 駅 列車 |
No
9369
撮影年月
2015年6月
投稿日
2015年07月18日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
新宿 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SIGMA DP2 MERRILL