龍山寺の祭壇前で女性が真剣にお祈りしていた

道端でスマホを取り出す。Uberのアプリを立ち上げて、配車の手続きを行う。アプリは前にインストールしていたけれど、実際に使うのは初めてだった。うまく行くのか一抹の不安を抱えつつ、待っている場所と目的地を入力して、車がやって来るのを待っていた。

しばらくすると、僕の前に車が停まった。どうやらこれがUberの車のようだ。ドアを開けて乗り込む。運転手は特に何も言うことなく、車は出発した。予め行き先を入力しているので車内で目的地を言葉の通じない人相手に説明する必要はなく、スムーズに目的地に辿り着く。なんて便利なアプリなのだろう。行き先を伝える必要もなく、料金の支払いもアプリ経由なので値段交渉も必要ない。ぜひ日本でもタクシー以外の配車をできるようになってほしい。

Uberを使って向かった先は龍山寺だった。ここは台北のメジャーな観光名所で、境内は大勢の参拝客で賑わっている。もちろん僕のような観光客も見かけるけれど、ほとんどは地元の人だ。ご利益を求めて参拝に来ている地元の人びとは真剣な顔でお参りしている。写真の女性も境内にある祭壇の前で手を合わせて真剣にお祈りしていた。

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