この日は四谷にあるカトリック教会を訪れていた。別に僕はカトリック教徒でもなければ、キリスト教徒でもない。普通に仏教徒だ。とはいっても信心深い信徒ではないので、クリスマスも祝えば神社にもお参りする。大多数の日本人と同じように宗教に無関心だ。
四谷の近くにある教会を訪れようと思ったのは、ここの会堂が美しいという評判を耳にしたからだった。確かに訪れた会堂の屋根の意匠は美しかった。でも、残念ながら写真撮影は禁止だ。僕はカメラを構えること無く、広々とした会堂の静けさの中にしばし浸かった。
WIKIPEDIAによると、ここで行われるミサは幾つもの言語で行われるらしい。英語はもちろんのこと、スペイン語やポルトガル語でも行われるし、珍しいことにベトナム語やインドネシア語でも行われるという。カトリック教徒の人が日本に訪れた際には、ミサに参加するのも面白いかも知れない。
教会を後にして、近くの土手の脇を歩く。空は澄み渡っていて散歩日和だった。ふと土手の上に目を向けると、緑の葉の間に傘が歩いているのが見えた。
No
11312
撮影年月
2019年5月
投稿日
2019年12月07日
撮影場所
四谷 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA
モノクロの写真を108枚掲載。もちろんKINDLE UNLIMITEDでも読めます。