枯れ葉を手にしたオランウータンがズーラシアに来園した人間を流し目で観察していた

横目で眺めるオランウータン
よこはま動物園ズーラシアのオランウータン
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もともとオラウータンとはマレー語で森の人という意味で、海岸部に住む人が島の奥地に住む人たちを指す言葉だったのが、ヨーロッパ人が勘違いしたため霊長類の名称になってしまったという雑学をよく耳にする。

このような他言語間のコミュニケーション失敗は、何も昔の話だけとは限らない。最近では日本のアニメが海外に広まった結果、元々の日本語での意味と異なる意味を獲得してしまった言葉があるのだという。それは「先輩」という言葉だ。

日本語の先輩という言葉は単に同じ学校や勤務先などに先に入った人という意味で、そこに恋愛関係などの属性は一切含まれていない。しかしアニメを通じて広がったSENPAIという言葉は、自分の思いに気づいてくれない人という日本人には思いもよらない意味で使われているらしい。

確かにアニメに登場する先輩は、憧れの対象であるにも関わらずなかなか想いの伝わらない相手であることが多いかもしれない。そもそもすぐに通じてしまったら、アニメが数話で完結してしまう。少なくともアニメの中では先輩に対する想いはすぐに伝わってはいけなく、伝わるまでの過程をハラハラしながら楽しめるものでなくてはならない。そう考えると、海外の人が先輩を想いの伝わらない人を意味すると解釈したのもあながち間違ってはいない。

けれど海外の人から先輩という単語が発せられた場合、どちらの意味で使っているのか的確に判断する自信はない。翻ってオランウータンはどうなのだろう。マレー語に含まれるマレーシア語やインドネシア語を母語とする人がオランウータンという言葉を聞いたら、原義の「森の人」を思い浮かべるのか、それとも「哺乳綱霊長目ショウジョウ科の動物」を思い浮かべるのか、どちらなのだろう。

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2021年12月 動物 神奈川
横目 横浜 動物園
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PHOTO DATA

No

12134

撮影年月

2021年11月

投稿日

2021年12月28日

更新日

2022年05月30日

撮影場所

よこはま動物園ズーラシア / 神奈川

ジャンル

動物写真

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

EF135MM F2L USM

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