明治神宮の境内の中には御苑と呼ばれるお庭がある。「御苑」と聞くと、東京なら新宿御苑を思い浮かべてしまうけれど、ここは新宿御苑とは別の御苑だ。社殿や拝殿が建っている場所と比べると、ここを訪れる人は少ない。あまり知られていない存在のようだ。
拝観料を払い、中に入ると奥には菖蒲田が広がっている。ここは明治天皇が昭憲皇太后のためにここに菖蒲を植えたのだという。もともとここは加藤家、井伊家の下屋敷の庭園だったところだ。一番奥まったところには加藤清正自らが掘ったとされる清正井がある。一時期はパワースポットとして、井戸の水を汲む人の行列が出来ていたけれど、そのブームは過ぎ去ってしまったようで、もうそのような行列は見当たらない。パワースポットにも流行り廃りがあるのだろう。
タイミングが悪いことに、ここにやって来たのは3月で、菖蒲の季節ではなかった。菖蒲田には菖蒲はおろか水さえなかった。菖蒲田は一見すると、畑のようだ。菖蒲田の脇には小径が伸びていて、先の方には仲良く並んで歩いている人の姿が見える。そして、その先には小屋が建っていた。
2018年9月 町角 東京 | |
庭園 小屋 明治神宮 小径 |
No
10746
撮影年月
2018年3月
投稿日
2018年09月28日
更新日
2024年01月29日
撮影場所
原宿 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
EF135MM F2L USM