長い列車がゴール駅に向かってゆっくり進んでいた。列車の車窓を見るとすべて開いている。車内に冷房はなんてものは付いておらず、暑いからだろう。そもそも窓ガラスなんて最初から無いのかもしれない。車両の両端にある乗降口の扉も開いていた。
駅に近づいているから開いているのだろうと思った人は甘い。ここスリランカではインドやミャンマーなどと同じく、たとえ走行中であっても乗降口の扉は閉まらない。走行中の列車のドアは閉まっている国からやってきた人間としては危なく感じてしまうけれど、そういう列車にしか乗ったことのない人にとっては開いているのが普通なのだ。みな当たり前だという顔で乗っていた。
2013年5月 スリランカ 乗り物 | |
車窓 扉 ゴール 線路 鉄道 列車 |
No
7557
撮影年月
2008年3月
投稿日
2013年05月27日
更新日
2023年12月12日
撮影場所
ゴール / スリランカ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM