鶯谷の辺りにはJRの線路も走っているし、京成の線路も走っている。ふたつの鉄道会社の線路を跨ぐように架かっている橋は長い。跨線橋の下にはもちろん橋脚があって、橋脚と橋脚の間の隙間が連なっていた。横から眺めると、まるでトンネルのようだ。
眺めていると隙間の先を電車が走っているのが垣間見える。ちょっと不思議な光景だ。隙間はそれほど大きなものではないので、次の駅に向かって全力で走る電車はあっという間に隙間を通り過ぎていく。電車のチラリズムだった。僕は面白くなって、しばらく眺めていたのだけれど、この場所で真っ昼間から電車が走り抜けるのを眺めているのは僕だけだった。
2005年11月 町角 東京 | |
橋脚 鉄道 列車 鶯谷 |
No
238
撮影年月
2005年10月
投稿日
2005年11月15日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
鴬谷 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V