東京の代々木八幡宮で撮影。
本殿へと向かう参道には幾つかの鳥居が立っていた。写真の鳥居もそのひとつだ。山手通りの入り口にある鳥居よりも、この参道の途中にある鳥居の方が立派だった。
境内には木々が生い茂っていて、参道は薄暗い。でも、この石造りの鳥居は薄暗い中で存在感を誇示するかのように浮かび上がっていた。まるで、本殿のある場所へと僕を真っ直ぐに導いているかのようだった。この日は境内で市が立っていて、参道の脇には多くの出店が出ているのだけれど、残念ながらそれらは僕の視界に入ってこない。寄り道することなく、拝殿へと向かってしまったのだった。