湾仔を歩いていたとき、ふと立ち止まった。目の前に現れたのは、赤々とした肉塊が無造作に吊るされた精肉店だった。まるで屋台のようなお店は小さいものの、店先にずらりと並んだ肉はまるでこの街の生命力そのものを象徴しているかのようだった。
蛍光灯の赤い光が肉の色をいっそう濃く染め上げている。骨付きのまま吊るされた部位、台の上に無造作に積み上げられた切り身。まさに「生」の世界がそこにあった。
店主は白いエプロンをまとい、手際よく肉をさばいている。特別な演出は何もない。ただ黙々と仕事をこなしている。その姿がまた、この街の日常に根ざした力強さを感じさせた。
2025年6月 食べ物 香港 | |
エプロン 肉屋 肉 湾仔 計量器 |
No
12877
撮影年月
2024年9月
投稿日
2025年06月27日
撮影場所
湾仔 / 香港
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF