ムンバイ(インド)
インドの街ではどこにも属さず、ただ道端に腰を下ろしている人びとをよく見かける
ハノイ(ベトナム)
ハノイ旧市街を歩いていると、絶え間なくバイクの音が耳に届いてきた
鹿港(台湾)
何回道教寺院を訪れても、どこで手を合わせればいいのか、どの順序で香を立てるべきか、そのたびに立ち止まって考えてしまう
湾仔(香港)
高層ビルがぎっしりと並び立ち、視界のほとんどを覆ってしまうから、空がやけに狭く感じられた
青空床屋に登場するのは、ここでも男性ばかりだった
おもちゃ屋の前に立っていた小さな男の子は、パラダイスに迷い込んだようだった
かつて鹿港が港町として栄えていたころ、多くの船乗りが立ち寄ったという天后宮には、今でも多くの信者が訪れる
店先にずらりと並んだ肉はまるでこの香港の生命力そのものを象徴しているかのようだった
タクシーのドアの内側に、色褪せた花柄のビニールシートが貼られていた
封筒の束が山のように積まれた店先で、ひとりの男が小さなプラスチック椅子に腰を下ろしていた
台湾の伝統芸能である布袋戲、つまり掌中劇を演じる舞台が道端に出ていた
バス停のベンチに座っていたひとりの女の子が、こちらを見てふっと微笑んだ
食堂の中には銀色に鈍く光るステンレスのテーブルとプラスチックの椅子が無造作に並び、中央には箸が束になって立てられていた
鹿港天后宮(鹿港)
赤い提灯がゆらめき、線香の煙が天井へと昇っていた
漢字で火龍果と書かれた果物はドラゴンフルーツのことだった
飾り気がなく、街の空気とよく馴染んでいたジューススタンドは賑わっていた
行商人の多くは、手押しのワゴンや肩にかけた籠で、静かにハノイ旧市街を巡っている
台中国家歌劇院(台中)
直線があえて避けられたようなデザインは、館内を歩いているだけで、自分がどこか別の世界に迷い込んだかのような錯覚に陥った
色とりどりの果実が並ぶ果物屋の前に立っているだけで空気が甘くなるような気がした
インドでクリケットは単なるスポーツではなく、街角でも裏路地でも、バットとボールさえあればゲームが始まる
椅子に腰掛けてスマホを眺めている男女の表情に焦りもせわしなさもなく、ただそこにいる、という静けさがあった
外から見ても個性的な台中国家歌劇院は、内部に足を踏み入れると、さらに異次元のような空間へと姿を変えるのだった
香港で使われている繁体字は、日本の旧字体と似ているようでいて、時にその違いに戸惑うことも多い
言葉は一切通じなかったけれど、女の子の笑顔とピースサインは十分に伝わってきた
ハノイでは学校が終わると保護者が子どもを迎えに来るのが日常の風景らしい
近年少なくなってきている車道にせり出した電飾看板を見つけて、ちょっと嬉しくなった
レンズ越しに一番最初に目を奪われたのは、その二人の間に立っていた無表情の女の子だった
道端でくつろいでいた老人にカメラを向けると、手を挙げて応じてくれた
個性的なデザインの臺中國家歌劇院の前にあるバス停も、やはり個性的だった
香港のオクトパスカードがソニーの「FeliCa」規格を世界で初めて実装した電子決済手段ということを知った
大都市の路地の奥に進んでいくと、紐に繋がれた水牛がいた
4人の家族連れが、1台のバイクに乗っていた
高鉄台中站(台中)
台湾高鉄の車窓に乗客の姿だけでなく、台中の遠景が映り込んでいた
初めて香港に来たけれど、二階建てトラムを見るといかにも香港という感じがする
'25年3月
前の月
'25年7月
次の月
2025年6月
2025年3月
2025年2月
2025年1月
2024年12月
2024年11月