鹿港老街を歩いていると、ふと視界の端に色鮮やかな舞台が現れた。まるで絵本から飛び出したかのような極彩色の装飾が目を引く。龍や鳳凰、蓮の花などが勢いよく描かれたその舞台は、人形劇のための移動式ステージだった。
「大自然掌中劇團」と書かれた看板が掲げられている。台湾の伝統芸能である布袋戲、つまり掌中劇の舞台だ。掌中劇は布袋劇とも呼ばれ、操演者が片手で操る人形劇のこと。かつては街角や寺廟の縁日で盛んに上演されていたようだが、今ではこうした光景を見かける機会は減ってきているらしい。それでも鹿港では、今なおこうした伝統が町の暮らしに根を下ろしているようだ。
2025年6月 町角 台湾 | |
鹿港 バイク 舞台 |
No
12878
撮影年月
2024年12月
投稿日
2025年06月27日
撮影場所
鹿港 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF