パシュパティナート寺院はネパール最大のヒンドゥー教寺院で、バグマティ川の辺りにある境内のどこかにシヴァ神が祀られているのだという。しかしながら、僕にはそれを目にすることはおろか、どこにあるのかも知る由はない。異教徒は寺院の内部に足を踏み入れることはできないのだった。仕方なく、僕はバグマティ川の辺りをウロウロしながら、対岸に設けられた火葬場の様子を眺めていた。そこではちょうど葬式が執り行われていた。
橋の上にも川岸にも人だかりができている。人集りの真ん中には棺があって、火葬場である川辺に運ばれることろだった。鈴なりの人びとはそれを見ているのだった。火葬が終わると、遺灰は火葬場のすぐ横を流れる聖なる川に撒かれることになる。ヒンドゥー教ではお墓は作らないのだ。
2013年9月 ネパール 人びと | |
集団 人集り パシュパティナート 河川 石橋 世界遺産 |
No
7907
撮影年月
2009年7月
投稿日
2013年09月21日
更新日
2024年01月08日
撮影場所
カトマンズ / ネパール
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM