東京の千代田区に俎板橋という名の橋が架かっている。俎板と書いて「まないた」と読む。そう。台所でものを切るときに使うあの板のこと。この橋が俎橋と呼ばれるようになったのは、かつて2枚のまな板を渡したような板橋だったからとも、近くに台所町があったためとも諸説あるようだ。
その俎橋の脇に小さな公園があり、その一角に寿人遊星という名の彫刻が置かれている。写真の彫刻がそれだ。山下恒雄という作家の作品らしい。1986年にハレー彗星の接近を記念して、星と縁の深い寿老人を模して製作されたという。次にハレー彗星が地球に近付いてくるのは2061年だ。仙人である寿老人は生きているだろうけれど、僕は生きているのかどうか分からないくらい先の話だ。
2012年8月 静物 東京 | |
九段 公園 彫刻 |
No
6696
撮影年月
2012年3月
投稿日
2012年08月09日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
九段 / 東京
ジャンル
静物写真
カメラ
OLYMPUS PEN E-P2
レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42MM