チャイナタウン(バンコク)
チャイナタウンの一角だったけれど、架橋に見えない若い男が布団を売っていた
商品のサンダルは陳列されているというより、袋からバラバラと放り出されたままのような感じだった
男の子は子供服に隠れるようにしゃがんでいた
並んでいる軽食はどれもこれも同じものに見えるけれど、男はどれを売ろうかと考えていた
チャイナタウンには屋台だけでなく、軽食を食べる場所も多く設けられている
道端で焼かれていたサテから美味しそうな匂いが漂っていた
混雑していた道の真中で屋台の男が昼食を食べていた
中国本土だけで13億人もの人口があるのに、海外にもチャイナタウンがあるのだから一体地球全体で何人の中国系の人がいるのだろう
サンペーン市場(バンコク)
男は店頭に出したプラスチック製の椅子に腰掛けて、ぼんやりとつっかえ棒の先端の方を眺めていた
市場の通路にワゴンを出した女性はイチゴを販売していた
バンコクを歩いても、お茶や珈琲など飲み物を飲ませる屋台は見掛けることはない
果物には様々な果物が並べられていて、レモンもあればサントルという果物も売られていた
急ぎ足で歩く女性にとっては賑わう市場も単なる通り道で、購買意欲をそそられる場所ではないのだ
常夏のバンコクでどれだけ熱々の焼き栗が売れるのかは気になるところだ
プラナコーン区(バンコク)
男は歩道に敷いたシートの上に腰を下ろして、お供え用の黄色い花を売っていた
街角で新聞を読んでいる男性は多いけれど、女性が読んでいるのは珍しい
商品が並べられている訳でもなく、テーブルがある訳でもない謎の小屋があった
地元の人たちも気怠い雰囲気に絆されて、道端でダラダラと時間を過ごしていた
大勢の人が生活している割には、こどもたちの姿をあまり見かけないような気がした
バムルンムアン通り(バンコク)
バムルンムアン通りには多くの仏像屋が軒を連ねている
ワット・スタット(バンコク)
ワット・スタットはガイドブックに載っている有名な寺院だけれど、ワット・プラケオのように大勢の観光客がいるわけでもない
右手の指で地面を指すのは降魔印といい、釈迦如来が悪魔を追い払ったときのポーズだ
入り口に鎮座する小さな仏像と、お堂の中に鎮座する大きな仏像はなんだか仏像の親子のようだった
ワット・スタットの回廊には並ぶ黄金に輝く仏像はどれもこれも同じ形をしているように見える
ワット・スタットの礼拝堂は回廊に囲まれていた
ワット・スタットのサオチンチャー(バンコク)
ワット・スタットのサオチンチャーはもう儀式に使われることはない
お互いの出方を探り合っているかのような雰囲気の中、最初に動いたのは男の方だった
ポーンプラープ区(バンコク)
女性の怠惰なムードはこの歩道にぴったり合っていた
路地の片隅で仕事する人の中には時計職人もいた
トントンとリズムカルにハンマーを叩く男はカギ職人だった
エアコンの付いていないバンコクの市バスの窓は全て開いている
男がバンコクの道端で中華料理の花捲を作っていた
バンコクには多くの食べ物の屋台が出ているけれど、麺類を出す屋台のほうが多いような気がする
ボウルやバケツが山積みになっていて、女性がひとりで洗っていた
女性が道端で香草の根っこをちぎって下拵えをしていた
公共空間のはずなのに誰かの家のリビングのような雰囲気を醸し出していた
ワット・スタットの入り口に立つ若者は挙動不審だった
黄金のトリーローカチェート仏は薄暗いお堂の中でも怯むこと無く輝いていた
ワット・スタットの扉にナーガと思われる蛇と戦っているハヌマーンが描かれていた
見慣れぬ町で迷うと世界から取り残されたかのような感じがするけれど、それはそれでお楽しみの始まりでもある
食べ物の屋台
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