白蘭市場はそれほど混雑していない。と言ってもガラガラという訳でもない。落ち着いて買い物できるくらいに程よく買い物客がいるのだ。買い物客はのんびりと市場の中を歩いている。まあ、ここは何の変哲もないローカルな市場だから大混雑する理由もないけれど。
台北にやって来たのは3回目だけれど、ここを訪れたのは初めてだ。でも、歩いているとなんだか懐かしいような気がしてくる。不思議だ。家の近所にこのような市場あったことはないのに。
市場の中の道を歩いていると、大勢の人と擦れ違う。カメラを持っていても、それに気が付く人はほとんどいない。皆日常の中で埋没しているのだ。そうは言っても、流石にカメラを構えると中には気が付く人もいる。写真のおじいさんと孫も僕のカメラに気がついたようだ。おじいさんは孫を抱えながら擦れ違うとのんびりと歩いていたのだ。カメラを構えたまま擦れ違う時、おじいさんも孫もじっと僕のカメラをじっと見つめていた。
2019年11月 人びと 台湾 | |
おじいさん こども 市場 台北 |
No
11285
撮影年月
2019年7月
投稿日
2019年11月18日
更新日
2020年10月04日
撮影場所
台北 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III