振り返った青年は煙草屋だった。コルカタの町角にある、吹きさらしの小さなお店が男の店だった。壁は水色で統一されていて、後ろにある棚には煙草の箱が置いてあるのが見える。この小上がりのような場所に、青年は腰を下ろしていた。
日本ではあまり想像できないけれど、この辺りでは煙草を箱で買う人は少ない。バラで一本とか二本を買っていく人が多いのだ。そのため、煙草屋に赴いて煙草の箱が置いてあっても、その中に20本の煙草が入っているとは限らない。何本かはすでに売れてしまっていたする。僕が20本ちゃんと入ったのを求めても、中途半端に開いた箱しかなかったりするのだ。
2011年10月 インド 人びと | |
青 煙草 HDR コルカタ お店 青年 |
No
5787
撮影年月
2011年6月
投稿日
2011年10月09日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
コルカタ / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
OLYMPUS PEN E-P2
レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42MM