豪徳寺は彦根藩主井伊家の菩提寺で、桜田門外の変で暗殺された井伊直弼の墓所もここにある。また招き猫の発祥の地ともされているため、境内には多くの招き猫が奉納されているのだった。一箇所に集められた招き猫はみな右手を挙げて、同じポーズを取っている。ちょっと不気味だ。
もちろん、招き猫が幸運を招くラッキーアイテムであるのは知っているのだけれど、一斉に虚空を見詰めながら同じ姿勢を取り続ける猫たちを見ていると、ちょっと狂気を感じてしまうのはなぜだろう。ファシズムを思い起こさせるからだろうか。
ちなみに豪徳寺にいる沢山の招き猫はどれも小判を持っていない。小判という結果は猫ではなく、自らの力で掴み取るものだという意味なのらしい。
2006年8月 静物 東京 | |
猫 人形 豪徳寺 右手 |
No
501
撮影年月
2006年6月
投稿日
2006年08月04日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
豪徳寺 / 東京
ジャンル
静物写真
カメラ
CANON EOS 1V