旧台徳院霊廟惣門の向こうに伸びる階段の上を人影が歩いていた
芝公園の横を歩いていると立派な門が建っていた。旧台徳院霊廟惣門だ。台徳院とは二代将軍徳川秀忠の法名で、その名が示す通り、かつてはここに秀忠の霊廟があった。霊廟は壮大な規模を持ち、江戸時代初期を代表する建造物群だったようだけれど、残念ながら戦争で焼失してしまって一部しか残っていない。旧台徳院霊廟惣門は戦災を免れた貴重な建造物だ。
門は開放されていて誰でも通り抜けられるようになっている。将軍の霊廟の入り口だから昔は通り抜けて中に入れる人は限られていたのだろうけれど、時は流れて霊廟はなくなり、今ではフリーパスだ。霊廟だった敷地は芝公園とザ・プリンスパークタワー東京の敷地になっている。
門の向こうに緩やかな階段が伸びていた。階段の上に人影が見えた。二人の人影は奥の方に進んでいる。そのまま歩いていけば、すぐにザ・プリンス パークタワー東京の入り口にたどり着いてしまうことだろう。
| 2017年8月 町角 東京 | |
| 人影 門 芝 シルエット 階段 |
似たような写真
PHOTO DATA
No
10265
撮影年月
2017年4月
投稿日
2017年08月30日
更新日
2024年10月05日
撮影場所
芝 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
EF24MM F1.4L USM
