立ち止まって、ひっそりと眼下に伸びる通路を眺めていた。週末だったので、大きな商業ビルの通路を歩く人はあまりいない。ここに立ち止まったときには誰も見えなかった。カメラを片手にじっと待ったのだった。まったくの好みだけれど、誰もいない場所の写真を撮るよりも、人影でいいから写っている光景を撮る方が好きなのだ。そのため誰かが通るのをじっと待っていたのだった。
しばらくすると、ビルからふたりの人影が出てきた。シルエットになったふたりは、向こうの方へと歩き去っていった。
2014年12月 町角 東京 | |
人影 九段 通路 |
No
8953
撮影年月
2014年11月
投稿日
2014年12月13日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
九段 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SIGMA DP2 MERRILL