パナウティ(ネパール)
路地の向こうから女子学生がやって来た
ムーレイ・イドリス(モロッコ)
二人の男が話しながら歩いていた
路地は静かだった
人気のない路地に男の子が現れた
有楽町(東京)
マスクをした女性も歩いていた
シルエットが見えた
お母さんと幼い女の子が手を繋いで歩いていた
女の子はお使いの途中のようだった
大勢のシルエットが通路を動いていた
ムーレイ・イドリスの霊廟は建物に囲まれていた
カップルが階段を下りようとしていた
瞳には力が感じられなかった
目の前を人影が通り過ぎていく
メクネス(モロッコ)
猫が立ち止まって振り返った
世田谷観音(東京)
境内の一角に六角堂が建てられていた
男はドライバーを片手に働いていた
木の向こうに山門が建っていた
もうひとりの男の子がフレームに入ってきた
お地蔵さんは錫杖と如意宝珠を持っていた
扉の前で猫が見上げていた
十日森稲荷神社(東京)
この神社は住宅街の真ん中にあった
ヤンゴン(ミャンマー)
道端に腰を下ろした年配の女性が美味しそうにセーボレイという葉巻を吸っていた
男と男の子がうなだれながら並んで歩いていた
ここは公衆電話のブースだった
都立大学駅(東京)
逆光の中を通行人が歩いていた
猫は寛ぎながら遠くを見詰めていた
九段(東京)
二人の人影が薄暗い通路を歩いていた
銀座(東京)
高齢のデモ参加者が横断幕を手に銀座の車道を歩いていた
サングラスして笑った男の歯並びは悪かった
靖国神社(東京)
靖国神社の参道の先に大村益次郎像が立っている
上半身裸の男が建物の中で読書していた
ワイヤに沢山のおみくじが括り付けられていた
男は往来を眺めていた
年配の男が菊の紋章の付いた扉の前を通り過ぎていった
桐生(群馬)
目の前に珈琲が運ばれてきた
顔全体にタナカが塗られていた若者の顔はまだら模様になっていた
人気のない旧市街の路地を歩く人影が見えた
青年の顔にはタナカが塗られていて、迷彩塗装されているかのようだった
密集地帯にミナレットが聳えていた
右の頬には刷毛目が付いていた
異教徒はモスクに入れないけれど、猫が入るのは自由なのだ
この女の子の顔にもタナカが塗られていた
日陰の中で猫が寝ていた
ダッカ(バングラデシュ)
二人の男が屋根の上から往来を眺めていた
猫が道端でじっとしていた
参拝客はモスクに入る手前で手足を洗っていた
男は締め出されてしまったかのようだった
バイトゥル・ムカッラム(ダッカ)
男の働く屋台には幾つも丸い鍋があった
次から次へとバイトゥル・ムカッラムというモスクに参拝客が入っていた
ケミス門(メクネス)
王都エリアを囲む高い壁際をふたりの女性が歩いているのが見えた
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