公共交通機関はないと言われたので、ピイからタクシーをチャーターして郊外にあるタイエーキッタヤーに向かった。タイエーキッタヤーは紀元前から紀元後9世紀頃まで存続したピュー族の王朝の都が置かれていた都市の遺構。唐からインドに向かった玄奘が記した「大唐西域記」にも記録があるという都市の遺跡は、2014年に「ピュー族の古代都市群」の名称で世界遺産にも登録されている。
乗り込んだタクシーの運転手はガイドをしてくれる訳でもなく、舗装されていない田舎道を淡々と進んでいく。看板もないので、乗っている僕にはもう世界遺産に登録された古代都市遺跡の中に入ったのか、まだ先なのかは全くわからなかった。
そうこうしているうちに砂利道の先に大きな建造物が現れた。この建造物はボウボウヂー・パヤーと呼ばれる仏塔で、ここに都が置かれていた時代に建てられたもの。どうやら、すでにピュー族の古代王国タイエーキッタヤーの領土に足を踏み入れたようだ。
2010年10月 建築 ミャンマー | |
仏教 砂利道 ピイ 仏塔 世界遺産 |
No
4666
撮影年月
2010年3月
投稿日
2010年10月05日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ピイ / ミャンマー
ジャンル
建築写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM