立石の薄暗い路地を歩き回っていた。それほど広くないので、同じところを行ったり来たりしていた。他の人には行き当たらない。この時間に路地をウロウロしていたのは僕だけだった。立石の駅近くにある路地の裏寂れた雰囲気はまるで廃墟の中にいるような気分にさせる。扉という扉はすべてしっかりと閉じられている。
写真の右に見える白い扉のそうだった。飲み屋の入り口なのだろうけれど、僕にはこの飲み屋が今でも営業しているものなのかは判然としない。路地は静けさに包まれていた。路地の先に見える若いお母さんが子どもを連れて歩いている世界とは全く別の世界だった。
2016年10月 町角 東京 | |
薄暗さ 扉 通路 立石 |
No
9892
撮影年月
2016年5月
投稿日
2016年10月04日
更新日
2023年08月15日
撮影場所
立石 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SIGMA DP2 MERRILL