薄暗い路地の両脇には小さな飲み屋が並んでいた。店の前には看板が掲げられている。覗いたわけでは無いけれど、中はカウンターしかなくて、女将がひとりで切り盛りしているような飲み屋に違いない。開店するにはまだ早い時間だったので、どの飲み屋もしっかりと扉を閉じている。路地には誰もいない。静まり返った飲み屋街をウロウロと歩き回っているのは僕だけだった。
このような飲み屋街は、かつては日本の至るところにあったのだろうけれど、日本が経済的に発展するにつれ姿を消していっているような気がする。今となっては、このような雰囲気の飲み屋街は貴重な存在だ。
2016年10月 町角 東京 | |
バー 通路 看板 立石 |
No
9891
撮影年月
2016年5月
投稿日
2016年10月03日
更新日
2023年09月09日
撮影場所
立石 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SIGMA DP2 MERRILL