線路下の通路は薄暗かった。ここは有楽町駅のすぐ脇なのだけれど、町の華やかさが嘘のように薄暗い。まるで発展から取り残されてしまったかのようだ。そんな通路の中程に立っていると、賑やかな町並みと楽しそうに闊歩している人々が通路の外に見える。
僕の立っているところと、日が差しているところは別世界だった。光あるところには必ずや影がある。僕はまさにその影の部分にいるのだった。佇んでいると、僕の前を光射す方へ急ぎ足で向かう女性がいた。
2015年7月 町角 東京 | |
薄暗さ 脚 通路 有楽町 |
No
9341
撮影年月
2015年6月
投稿日
2015年07月04日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
有楽町 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SIGMA DP2 MERRILL