クロントゥーイ市場では、どの肉屋の前にも大きな鳥籠が置かれていた。中に何羽もの鶏が入れられている。これらは観賞用やペットではない。食用だ。このエリアにある肉屋は生きた鶏ばかりを売っているのだった。もちろん、大きな市場の中には捌かれた鶏肉を売っている肉屋も営業している。そのような肉屋とは別に生きた鶏を取り扱う肉屋も営業しているのだった。それぞれ店を構える場所は分けられているようだ。
より新鮮な鶏肉を買い求める人たちは、こちらの区画に買いに来るのだろう。それにしても、鶏を絞めるのはちょっと大変なような気がしてならない。僕にはできそうにもない。家に持ち帰って数日経つと鶏にも情が移ってしまいそうだ。そうしたら、なおさら絞めるのは難しい。鶏肉を食べたい気持ちと可哀想で閉められない気持ちの間で右往左往してしまうことだろう。そんな僕に比べて、タイの人は鶏を絞めることに慣れているのかもしれない。籠の中の鶏たちは自らの運命を知ってか知らずか、狭い籠の中を忙しく動き回っていた。
2018年5月 動物 タイ | |
バンコク 籠 鶏・鶏肉 クロントゥーイ市場 市場 |
No
10554
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年05月09日
更新日
2024年02月16日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
動物写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA