世界遺産に登録されているエリアにはスペインのような町並みがあるものの、そこを離れるとビガンの町並みはそれほど珍しいものではない。いかにもフィリピンの地方都市といった様相を呈しているだけだ。僕はそんな住宅街をカメラを持って歩いていた。
立ち並ぶ家々に奇異に感じるものはなく、時折、窓から外を眺めている人と視線を交わすくらいだったところ、道端には摩訶不思議なものが置かれていた。檻だ。しかも中に女の子が入って遊んでいた。女の子の顔は沈んでいて、まるで囚人のよう。一体何のために子どもを入れるような檻が道端に置いてあったのだろう。この辺りでは子どもを折檻するときに檻に閉じ込める風習があるのだろうか。
2008年12月 人びと フィリピン | |
籠 女の子 沈鬱 ビガン |
No
2350
撮影年月
2008年9月
投稿日
2008年12月27日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
ビガン / フィリピン
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM