ヤンゴンで大通りから逸れて脇道へ入った。道路の両脇に建物がびっしり並んでいて、建物の前に自動車が駐車されている。停まっている自動車の間を縫うようにして歩いていると、比丘尼の姿を見つけた。ふたりの若い比丘尼が托鉢用の鉢を抱えて歩いていたのだ。
どうやらふたりの比丘尼はこの道に建っている建物をひとつひとつ訪ね歩いているようだ。比丘尼を見かけてからそれほど時間を空けずにしてまた比丘尼と遭遇したので、なんだかヤンゴンにいる全ての比丘尼が町に出て托鉢をしているのではないかと思ってしまう感じだ。それはともかく、この通りの住人も含めヤンゴン市民は信心深い。ふたりの比丘尼は次から次へと施しを受けていた。施しを授けるという習慣が社会に根づいているように見える。
そうこうしていると年嵩の比丘尼が突然立ち止まった。鉢の中を覗いて、お札を取り出して手に握っている。まさか托鉢をする比丘尼にノルマが課せられているわけでもなかろうに、その様子はまるで今日のあがりを確認する商売人のようだった。
2019年9月 ミャンマー 人びと | |
托鉢 ボウル 二人組 お金 比丘尼 ヤンゴン |
No
11181
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年09月06日
更新日
2021年12月23日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
スナップ写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA