ダラ(ミャンマー)
注文を受けた女性が、楽しそうに丸い木製のまな板の上でさばき始めた
卵を売る女性が卵のようなイラストの描かれたシャツを着ていた
ピンクの袈裟を着た尼僧たちが柔和な顔をして歩いていた
浮輪代わりに発泡スチロールの塊を抱えて、こっそり漁船に近づく男の子たちは忍びの者のようだった
写真を撮ってもらいたくて近づいてきたという僕の理解が間違っていたもしれないと不安になる訝しい顔だった
周囲に住んでいる貧しい人たちのためにここで米を買いなさい、とガイドが言ってきた
隣のタイとは違って、ミャンマーでは女性の出家も公に認められているので尼僧の姿もよく見かける
陳列されている商品を眺めていると、コンビニのお菓子売り場にいるのと大して変わらない気がしてくる
授乳している女性を眺めるのは恥ずかしいし、授乳している女性に見つめられるのも恥ずかしいし
ミャンマーでは傘を持っていて、雨が降り出すと日本人と同じように差して歩く人が多い
集落の家には玄関の扉というものが無いのが一般的で、前を通ると家の中が見えてしまう
地元の人たちはこのように頭上に何かを載せて歩くのにとても慣れている
電気のない集落でソーラーパネルのある家もあって、そのような家の人はテレビを見たり、スマホを充電したりしているようだ
子どもたちが田圃で捕まえた魚をハサミでさばいていた
女の子が捕まえたばかりの魚を手に恥ずかしそうに微笑んでくれた
雨の中を走り回るのを楽しいと思うような感覚は、どうの昔に僕から失せてしまっている
昼間にいるのは女性と子どもばかりのようで、集落にはのどかな雰囲気が漂っていた
ゆっくりとセーボレイと呼ばれる葉巻を取り出すと、男は火をつけて美味しそうに吸い出した
ダラ川に架かる橋の袂が木製漁船の係留場所になってた
男の子たちがアスファルトが敷かれている場所を裸足で走り回りながらサッカーに興じていた
僕がカメラを構えているのに気がつくと、家族はそれぞれ異なる反応を示した
男の子が韓国アニメのロボカーポリーのTシャツを着ていた
ミャンマーの人はカラフルが好きなようで、船体もカラフルに塗り直されていた
川沿いの斜面に建てられた家はたくさんの細い柱に支えられていた
メコンデルタで見た船と同じようにヤンゴン川の支流に係留されている船にも瞳が描かれていた
物凄いスピードで発展する向こう岸のダウンタウンとは対照的に、こちら岸は発展から取り残されているかのような雰囲気が漂っていた
乗ったときは自転車タクシーを降りる時に料金で揉めることになるなんて、夢にも思っていなかった
フェリー乗り場(ダラ)
小さなボートで大きなヤンゴン川を渡るのもスリルがあって楽しいと思っていると、見透かしたかのように外国人は乗れないと言われた
ヤンゴン川を渡るフェリーが日本政府の援助でリニューアルされた関係で、日本国籍の人は無料でフェリーに乗れると言われた
パンソダン・フェリー乗り場(ヤンゴン)
大勢の人が行き来するフェリー乗り場で多くの自転車タクシーも客待ちしている
ヤンゴン(ミャンマー)
今では不思議なことだけれど、かつてミャンマーはイギリス領インド帝国の一部だった
英国統治時代に整備された区画には植民地時代に建てられた立派な建造物が今でも残っている
官庁ビルが立ち並んでいる一角で、男は官庁に提出する書類をタイプライターで清書する仕事を営んでいた
路上の古本屋は本を売るだけでなく、本の補強も行う
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