ロンドンにあるコートルード美術館は印象派とポスト印象派のコレクションで有名な美術館だ。美術館の名前になっているように、実業家のサミュエル・コートールドのコレクションを元に設立されたのだという。美術館を開館できるくらいの個人コレクションなんてすごいと思いきや、世の中には個人コレクションを元にしている美術館は結構ある。
イギリスでもチャールズ・サーチという人物の個人コレクションを元にしているサーチ・ギャラリー、リチャード・ウォレスの個人コレクションを元にしたウォレス・コレクションがあるし、アメリカのグッゲンハイム美術館はソロモン・R・グッゲンハイムのコレクションだ。日本でもスポーツ・アパレル用品小売店「ゼビオ」の創立者・諸橋廷蔵のコレクションを元にした諸橋近代美術館があし、国立西洋美術館のコレクションはもともと川崎造船所の社長だった松方幸次郎のコレクションが基礎になっている。世の中にはお金を持った人が思いの外多いのだ。
この美術館の所蔵品は素晴らしい。でも写真の階段も負けじと美しかった。とぐろを巻いているような階段を歩いていた女性が、途中で立ち止まって下の方を覗き込んでいた。やはり僕と同じように吹き抜けになっている箇所が気になるのだろう。
2012年8月 建築 英国 | |
ロンドン 博物館・美術館 階段 渦巻き |
No
6725
撮影年月
2009年12月
投稿日
2012年08月19日
更新日
2024年01月07日
撮影場所
ロンドン / イギリス
ジャンル
建築写真
カメラ
RICOH GR DIGITAL