女の子が駄菓子と焼きそばを売る店の前で、もぐもぐ食べながら楽しそうにおしゃべりしていた

子どもの頃、学校帰りに買い食いをしてはならないと言われていた。あれはいったい何だったのだろう。学校が終わったあとでもそうだったのだから、学校にいる間は言わずもがなだ。学校に食べ物を買うためのお金を持ってきてはならぬという掟でもあったのだろうか。

合理的であるかどうかはさておき、子どもの自分はそれが当たり前なのだと思っていたけれど、実はそうでもない。聞くところによると、アメリカの学校では学校帰りどころか授業中にお菓子を食べても問題にならないらしい。日本の学校で、もし授業中にスナックを食べ始めた生徒がいれば即座に保護者が学校に呼び出されるに違いない。

ネットで見てみると、買い食いが禁止されている理由として「晩ご飯が食べられなくなり、栄養面で偏りが出る」とか「マナー面で不快に思う人がいる」などと記載している記事もあるけれど、読んだところでなぜダメなのかは良くわからない。ダメなのだからダメなのだ、という禅問答のような規則が正しいと思っている人が大勢いることしか分からなかった。

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