町中をウロウロと歩いていると、柱の横に恰幅のいい女性が立っているのが見えた。じっとしたまま、顔を手で覆っている。
何か悲しいことが胸に去来したのかもしれない。でも、周囲を歩く歩行者の中に、女性の様子を気に留めている人はいない。皆何事もないかのように通り過ぎていく。この都会では、他人の動向を気にしている人はほとんどいないのだ。それが、良いことなのか悪いことなのかはよく分からない。でも、女性が思う存分自分の気分に浸ることが出来るのだけは確かだ。
2007年2月 人びと 台湾 | |
柱 台北 女性 |
No
737
撮影年月
2007年1月
投稿日
2007年02月16日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
台北 / 台湾
ジャンル
スナップ写真
カメラ
RICOH GR DIGITAL