気怠い昼下がりだった
コルカタの道端でチャイのスタンドを営んでいた男は気怠そうだった。肘を屋台に就いて、面倒臭さそうに僕のカメラを見る。ここでは連日蒸し暑い日が続いている。外でのんびりと過ごすには暑すぎるのだ。気怠そうにしているのはこの男だけではない。道端にいるすべての人が気怠さに包まれている。もちろん、僕もすっぽりと気怠さに包まれていた。
男の表情は、チャイを頼んだ後でも変わらない。チャイを注文すると、このままの気怠そうな雰囲気のままに一杯のチャイを淹れてくれた。小さなカップに入ったチャイを飲む。でも、飲んだからといって、僕の気だるさが霧散するわけではなかった。
| 2011年9月 インド 人びと | |
| コルカタ 元気がない 男性 出店 |
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PHOTO DATA
No
5678
撮影年月
2011年6月
投稿日
2011年09月02日
更新日
2020年10月12日
撮影場所
コルカタ / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM
