初詣に訪れた有名神社のように混雑している碑文谷八幡宮の参道を進んで社殿に近づいていた。社殿近くに建っている舞台に電気が点いている。この舞台に灯りが灯されているのを見たのは初めてだった。舞台の上で民俗芸能が演じられていた。
何の演目が演じられていたのかは分からない。面をかぶったふたりの男が舞台の中央に立っていて、袖にいる人びとが楽器を演奏している。見たところ、演者は釣り竿について語り合っている。正直者の爺さんが使ってうまくいった釣り竿を、性格の悪い爺さんが使っても何も良いことが起きない、むしろ何か悪いものを釣り上げてしまうといった寓話的な演目のようだ。
舞台の前に大勢の人がいて、舞台を眺めている。予想以上に舞台に興味を惹かれている人が多いことだけでなく、このような民俗芸能が近所のお祭りで演じられているのにちょっと驚いた。舞台だけを目当てにしているのではないのだろうけれど、舞台の前に置かれた椅子は全部埋まっている。写真の男の子にいたっては、椅子に座って観るだけでは飽きたらないようで、舞台に近づいて食い入るように舞台に見入っていた。
2019年12月 人びと 東京 | |
観衆 男の子 碑文谷 提灯 マスク・仮面 舞台 |
No
11319
撮影年月
2019年9月
投稿日
2019年12月12日
更新日
2023年09月25日
撮影場所
碑文谷 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA