一通り展示を見終えた僕はそそくさと郷土歴史館の建物から外に出て、敷地の出口へ向かって歩いていた。建物の壁面に設けられている窓を見ながら進んでいく。ほとんどの窓がカーテンで閉じられている中、一階の窓にはカーテンが無く、中の様子がよく見える。
中には大きなテーブルが並べられていた。気が付かないまま外に出たのだけれど、この港区立歴史郷土館の中には資料を展示している場所とは別にカフェも設けられているようだ。一階のカーテンのない窓の向こうはそのカフェなのだった。
中の様子を見てみると、男が窓際のテーブルに腰掛けている。テーブルの上にはノートパソコンが広げられている。もちろん、コーヒーが入っているであろうカップも見える。ちょうど男は手を顎に当て、何かを考えているところのようだ。男が何をしているところなのかは分からない。いずれにしても、このカフェには落ち着いた雰囲気が漂っているように見える。次来た時は、ぜひこのカフェにも立ち寄ろうと思いつつ、僕は敷地の外へと出ていった。
2019年9月 町角 東京 | |
カフェ 白金台 テーブル 窓 |
No
11210
撮影年月
2019年3月
投稿日
2019年09月26日
更新日
2020年01月16日
撮影場所
白金台 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III