この辺りの路地は入り組んでいる。立体迷路のようだ。そんな路地の入り口に立って中の様子を見ていた。散らかってはいないものの、様々なものが路地には置かれていて、ゴチャゴチャしている。手前の右側にはバイクが駐められていて、左側には屋台一式が置かれている。中ほどには漢字で書かれた看板も見える。そのひとつはお粥屋のようだ。
路地をぼんやりと眺めていると、男が僕の横を通り抜けて路地へと入っていった。男の姿はすぐに路地の奥へと消えていった。残念ながら、俯き加減で路地に消えていった男は、迷宮へと足を踏み入れる勇者のようには見えなかった。
2016年12月 町角 台湾 | |
路地 バック・ショット 看板 台北 |
No
9967
撮影年月
2016年9月
投稿日
2016年12月11日
更新日
2024年01月08日
撮影場所
台北 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA