時宗総本山である遊行寺の裏にある長生院という塔頭にやって来た。遊行寺との境目ははっきりとせず、知らないと遊行寺の一部だと思ってしまいそうだ。ここにはカミさんの実家のお墓がある。お盆だったので、お墓参りに来たのだ。長生院の本堂に前に来ると、玄関先に幾つもの板塔婆が並べられていた。
板塔婆は単に卒塔婆ともいう。板で作られた卒塔婆ということなのだろう。卒塔婆はもともとはサンスクリット語で、「高く顕れる」という意味のストゥーパの音訳だ。涅槃の境地を表しているのだという。そのため、日本以外の仏教国ではストゥーパというと大抵の場合は仏塔のことを指すのだけれど、何故か日本では板になってしまって、故人の追善供養に用いられている。ちょっと不思議。
2017年11月 神奈川 静物 | |
藤沢 仏塔 寺院 |
No
10349
撮影年月
2017年8月
投稿日
2017年11月15日
更新日
2024年05月08日
撮影場所
藤沢 / 神奈川
ジャンル
静物写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA